学会について

 東北畜産学会は1951年(昭和26年)10月13日に東北六県の畜産に関わる技術者・研究者を中心に設立されました。本学会は、設立以来、産官学の研究者・技術者が一堂に会して畜産に関する技術、研究成果の発表の場としてこれまで発展してきました。設立当時の会長である橋本重郎先生は挨拶の中で、「畜産学発達の基盤は、畜産という産業の発達に伴われるのであり、どちらかが一方だけでは真の発達は不可能だ。家畜を飼う人、畜産技術者、畜産学者の間に溝が横たわってはいないか。学会はあくまで学会としての役割を守るべきだが、農業の中にまで根を持たない学会は学会自体を狭く弱める結果となる」と述べておられます。東北畜産学会の活動の特徴は、畜産業との関わりを重視した活動であり、今後もこの基本的姿勢を継続することが重要と考えます。
 農業全体の産出額では米を抜き全体の30%を越える畜産の生産現場では、口蹄疫などの疾病対策、糞尿処理などの環境問題、地球温暖化に伴う暑熱対策、飼料自給率の向上、家畜福祉、家畜の繁殖技術や疾病に対する育種からのアプローチなど生産技術を巡る種々の今日的課題があります。畜産業のさらなる発展には、それを支える生産技術の開発が不可欠であり、研究者・技術者の役割は大変重要です。
 近年、大学、国や各県の試験研究機関および畜産関連の産業界それぞれにとって、厳しい状況にありますが、東北畜産学会の研究発表やシンポジウムの機会を、若手研究者の養成、研究手法の発見、生産現場での具体的研究課題の発掘、共同研究立案や情報交換の場としてそれぞれ位置づけ、これまで以上に積極的に活動することが学会の活性化ひいては産業の活性化につながると考えます。
 本学会の構成員である会員の皆様のご協力をよろしくお願い致します。

組織について

東北畜産学会

各委員会について

東北畜産学会 事務局

会 長 : 喜多一美(岩手大学)
副会長 : 関川寛己(家畜改良センター岩手牧場)

評議員会

委員会よりお知らせ

会員の皆さまからの大会および総会への参加をお持ちしております。

学会誌編集委員会

委員会よりお知らせ

会員の皆さまからの東北畜産学会報への投稿をお持ちしております。

学会賞候補者選考委員会

委員会よりお知らせ

各学会賞(功労賞、学術賞および奨励賞)の候補者の推薦および名誉会員の推戴をお待ちしております。